物静かな老婆のハナシ
小田です、
物静かな老婆がいました。
笑顔が似合う優しい声をした
おばあちゃんでした。
以前、通っていた小児科の行き道で
よく日向ぼっこをしていました。
彼女には素晴らしいエピソードを
聞かせてもらいました。
育児に疲れたママやパパに聞いて欲しい
内容です。
今回は、その話しをシェアします。
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おばあちゃん
「かわいい赤ちゃんね。1歳くらい?」
私
「そうですね、もうすぐ1歳です。」
おばあちゃん
「そろそろ、目が離せなくなったり
色々と大変な時期でしょう?」
私
「そうですね、イヤイヤ期も始まって
かなりワガママですね 苦笑」
おばあちゃん
「うんうん、そうよね。
そのくらいの歳になると、
また違った苦労が増えるのよね。
でもね、不思議な事もあるのよ。
今、すごく大変だと感じてるでしょ?」
私
「はい、かなり。。」
おばあちゃん
「でもね、子供が大きくなって例えば
結婚したり、ふとした瞬間に昔を
思い出すと、なぜか小さかった頃の
思い出ばかり甦ってくるの。
それも、楽しくて、愛おしくて、
可愛い思い出ばっかり。
大変だった事の方が多かったはずなのに
苦労した事なんて忘れちゃうのね。
だから辛い事とか、大変な事もたくさん
あると思うけど、それは子供が成長
した時、とっても素晴らしい思い出に
なるから大切にするんだよ。」
そう言って、お婆さんは行ってしまいました。
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今も生きているのか分かりません。
それほど深い関係では無かったので
名前も知らないのです。
しかし、私自身は少し気持ちが軽く
なった気がしました。
子供を育てる、と言うのは本当に
素晴らしいギフトなのだと思います。
神様からのプレゼントかもしれません。
しっかりと受け止めて、大切にしたいと
この話を思い出すたびに感じます。
嫌われて泣かれても、オムツを替えて、
抱っこして、ご飯を上げて、お風呂に
一緒に入ろうと思います。
「パパは嫌、ママが良い」
と言われても、半泣きになりながら
思い出を作ろうと思います 泣
それでは、また!
小田そういち